セラピー犬ハンドラー研修の6回目 ~散歩デビューを前に~
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連学舎の4匹の子犬たちは、ワクチン注射を終えて、散歩デビュー間近です。
この日のハンドラー研修では、「首輪にリードをつけて、人間の指示に従う行動のためには…」の実習を行いました。
既に生後6カ月近くなり、一番大きいレオ君(男の子)は4キロを超えています。
遊びたい盛りの子犬たちですが、しっかりと「指示に従うこと」を学んでもらわないといけません。
ABA(応用行動分析)と同じ手法でドッグトレーニングをします。
ハンドラーは、犬のとっての「強化子(注:与えると行動が増えるもの)が何であるか?」を探ります。
一般的には、エサ(トリーツ)が有効ですが、通常食べているドッグフードだけだと、子犬にとっては「強化子」にはなりません。
講師の先生曰く「もっとおいしいトリーツの方がよいかも…」とアドバイスをいただきました。
ハンドラーは、子犬の鼻先に手に持ったトリーツを見せて、匂いを書かせながらその手を子犬の頭上から背中側へ動かすと、子犬は自然に「お座りの姿勢」になります。
この瞬間に「いい子」と声掛けしながらトリーツを与えます。
子犬にしてみれば、「お座りの姿勢をとった→トリーツをもらえた」という一連の行動と結果を学習します。
このような方法を繰り返して「子犬に学習」をさせていきます。
まさに「ABAそのもの」ですね。
研修では、私から講師の古賀美帆先生にさまざまな質問を投げかけました。そのすべてに的確な回答をしてくださる古賀先生は「さすが」でした。